体験記録

好きな事もイヤな事も書いてく。見たまま感じるままに。

家庭用カラオケならWiiUがおすすめだよ。これがゲームだったら名作の完成度

我が家にWiiUが来てまだ一週間ちょっと。別にカラオケ目的で購入してないのに我が家では一大ブームが到来している。


今日はそんなカラオケをやった感想とそのおすすめ度合いを伝えたいと思う。


任天堂さんとは昔から長〜いお付き合いをさせて頂いている。

なぜなら俺はファミコン世代。往年の名作ソフトやクソゲーと呼ばれたゲーム達を遊び尽くしてきた。目を閉じれば思い出すバンゲリングベイ。それからスーパーアラビアン。どちらもクソゲーで定価4500円で買ってしまった。今思えばあの頃はパッケージの絵にまんまと騙されていたのだ。いつの世も興味をそそる見た目こそ人を引き付けてきた。これこそ真髄なのだろう。中身など二の次で良いのだ。


しか〜し。

時代は移り変っている。現代にはそれは通用しない。今そんなことをすれば確実に社会から淘汰される。ようは信頼関係だ。悪評価はあっちゅう間に世間に広がりその業態は保てずに命脈は尽きる。


やや脱線してしまった。子供時代の切ない思い出を振り返ったらつい興奮してしまった。

ただ、カラオケと全く関係がないわけではないのだ。任天堂が培ってきたそのゲーム作りのノウハウはこのWiiUカラオケにもしっかりと継承されている。命運も賭けるそのゲーム機本体の内蔵ソフトだけあってその開発陣と制作には入念な配慮があったことが伺い知れる。


企業は良質にこだわっている。それは現代のニーズにマッチングしているから追い求めようとする。ではそのニーズとは何か

WiiUカラオケのソフトの場合、制作チームはそれを熟知していたと思わざるをえない。実に丁寧に細かい気配りがなされているのだ。それはやってみて初めて分かるが、WiiUカラオケ未経験者にもよく分かるようにその理由を下記に列挙させて頂く。


・音質 :◯

・カラオケ中の映像:◯

WiiUならではの立体映像のコンサート会場で、満席の客席では観客がペンライトを振っている映像がPVを見ている様なカメラワークで映し出される。まるで自分がステージで歌っているような雰囲気を醸し出していて絶妙だ。普通のカラオケ店に映るような実写映像もちゃんと選択可能。


・マイク:◯

おもちゃ屋さんで簡単に購入。1800円前後のコード付きと価格はその2倍するがコードレスがある。この購入の手軽さが良いのだ。さらにそのマイク性能も良い。カラオケ大会に出場する様な上手い人はどう思うか分からないけど一般人には申し分ないと思う。


・採点機能:◯

オマケに全国ネットでのランキング評価までしてくれる。一般人の俺たちはそんな人達と張り合う気はないので無効にして採点評価だけを見て盛り上がっている。我が家の場合はママが一番上手いようだ。


・操作性:◯

これが抜群に良い。

WiiUのゲームパッドの画面上にカラオケ店と同じ様な選曲画面が映る。そこに歌手名と曲名が同時検索されて探している曲はすぐに見つかる。また、選曲した曲の全歌詞もそこで確認できるのも便利。曲のテンポやエコーの調整まで可能。特に俺はエコーを効かせるので下手くそな俺でも上手く聞こえてとても良い。とにかく機能も豊富でその使い勝手も抜群に良いのだ。


・曲数:◯

10万曲。

もう何でも歌えるよ。


・コスト:◯

このカラオケソフトはWiiU本体に最初から内蔵されているので無料だ。ネット環境さえあればマイクだけ購入すれば良い。

他のネットカラオケを家庭で準備しようとすると、マイクとテレビとアンプとオーディオの用意が必要だ。しかもそれらをつなぎ合わせる。機械音痴の人にはちょっと面倒くさいのではないか?。そもそもマイクは何を購入すれば良いののだ?。おそらくひと手間掛かるだろう。その点WiiUはお手軽だしテレビの音量を上げれば十分なカラオケルームになる。


・カラオケ利用料(料金プラン):◯

安い!

家庭用では最安値だろう。

利用したい時間によって選択する。

3時間コース:200円

24時間コース:300円

3ヶ月コース:2000円

税込みだ(のはずだ)

なお、3ヶ月コースを自動更新にしておくと13ヶ月後からは10%引きになり1800円となる。

どのコースも他のカラオケ提供元に比べて安い。支払い方法はクレジットカードの他にニンテンドープリベイトカードなどがあり、プリベイトなら1000円から買える。コンビニでも買えるからこれなら気軽に利用できるのではないか?



家庭でカラオケを始めようとするときに比較、判断材料となる主な情報は紹介できたと思う。今回、どの項目にも全部◯を付けたけどこの満足度は事実だから仕方ない。強いて欠点を挙げるとすればゲームパッドの充電切れとWiiU自体の不人気。

そりゃ充電位はなくなるよ。それより不人気ぶりと次世代機や後継機の登場による影響の方が心配なところだろう。それから本体自体の購入費用。ソフト内蔵とはいえ本体無しでは始まらない。又、このWiiUは今までのゲーム機に比べると初期設定にやや手間が掛かる。ユーザー登録設定が必要なのと本体の容量が小さいとセーブデータやゲームなどのソフトのダウンロードが出来なくなりハードディスクを別に購入しないといけなくなる。それを避けれて、且つ低コストで本体自体から購入したい場合は中古品で十分。カラオケメインならば中古を買って不要になったら下取りに出す。本体の何とかセットとかいろいろあって正直、俺には付いていけない。安っすいやつとハードディスクを買っとけば一番いいかもしれない。又、ハードディスクの購入は動作確認済みがいいみたいだ。



さて、

一通りは説明した。褒めすぎの様だけど特に裏はない。平凡な日常の中に一時の楽しい時間を提供してくれた人達に送る感謝表明とカラオケの機種選びに迷っている人への参考になれば時間の浪費を防げると思う。


恩恵を受ける側と反対側。

世の中のしくみとは複雑なことだ。














崩壊してゆく俺の部署

もうバラバラです。

総力の結集?連携?一体感?一本の太い矢?虚しい響きだ。


業務を細分化し過ぎて各組織の役割と繋がりは複雑さを極めている。

発行される書類は各関係部署へとタライまわ

されるし、探している書類はどこの部署の管理物で担当者は誰なのか?

ルール(提案事項)を一つ作る為には関係するすべての部署や担当者の合意が求められる。ではその関係者とはどこの誰なのか?その伝達方法は?先ずはそこを調べることから始まる。

関係者が同じ事業所内にいればまだ話は早いが、異なる事業所の人であった場合には依頼書とかいう紙切れの発行が求められる。

当然、依頼書には審査、承認の捺印欄がある。承認後、やっと手元に戻って来たその依頼書を依頼先に送ると回答が記入されて同じく承認済みで戻ってくる。そうやっている間に時間は過ぎてゆき、期を逸する。

必要なことが必要な時に決められない。決まらないから実行出来ない。業務の効率化どころか複雑化になっている。一体何のメリットがあるというのか?

会社や組織は小さくて少ないほどに小まわりが効く。即決即断だ。

一応俺の勤める会社にも自覚があり毎年、改編は行っている。らしい。

スリム化?

あまり実感出来ないが・・。


最近、大きな問題が起きた。

それで部長の指示が俺の所まで降りてきた。

トップの人の指示というのはいつでも抽象的で具体的なやり方などは示されない。

指示を受けた者はその意図を理解して自分の部下へと指示を出す。その指示は実担者に伝わる頃には具体化されてあるはずなのに。

実行役である俺への指示は、経由してきた人達の間で変わっていたり削られて来た。部長の意図が上手く伝達されてこない。


脳が発した指令は血流を通して各臓器に行き渡る。

どこかで動脈が硬化しているのか?それとも臓器に異常があるか?

健全な脳は人体の司令塔として思考し手足を動かすことが出来る。身体に生じた異変には敏感に、処置を施すことで修復させる。

今、その人体の一部が機能不全になっているかもしれない。

処理能力にそぐわない地位にいる人たちと指示自体に意を唱えて反抗的な部下。

指揮系統が乱れ部長の指示事項は一向に実行されていない。

もはや時間が経ちすぎだ!

こんな時こそ結束して一気呵成に行動すべきなのに役割分担すらできずに滞っている。

アホらしい。

責任は、上位職ほどに重くなる。

部長にもその上司が当然いる。

適当では済まされない事態さえも適当に済まされている。

皆、自分ごとと思っていないために関心が薄い。ありえね〜ことだ。

会社の一大事が自分ごとでは無いと考える思考回路には重大な欠陥が生じている。

自分に知恵がないことを脇に置いておき、上司の指示に反論ばかりして流れを塞き止める役立たずの部下をいつまで野放しにするのか。俺が上司ならそんな口ばかり動かす不要な輩はクビだ。


司令塔がそんな状態にいつまでも目を伏せてしまえば結局は自分の身を滅ぼすことになる。

何十本もある矢はしっかりと束ばねられてない。その太い矢の芯にも脳梗塞化が進行しているのか?


俺のいる部署と関係の深い部署との間では何かあると直ぐに責任の所在や、相反する意見や価値観の言い合いをしていて先に進まない。

このくだらぬ状況を解消するために名案がある。


それは、俺のいる部署を解体すること。


業務と人はごっそりと他の部署に統合させる。これによって無駄な争いの種は排除する事が可能だ。

垣根が払われた事で今までの争いの種は自分ごととして考えることになるだろう。

解体部署の人達はこの時、初めて危機感を感じる事ができる。必死に抵抗するかもしれない。そんな事などは無視して来季から解散すると明言するのだ。そうすると、どうしても移管すべきではない業務が現出するので、その場合にはその業務と関わる人だけを残せば良い。

これで手術は成功だ。

その後は、容態を監視していけばいい。


分散した戦力による各個撃破の砲撃よりも集中して放つ波動砲の方が効果は大きいに決まっている。

柔軟さと臨機応変な対応こそこの時代に生き残る術なのではないだろうか






(ドラクエ風)子供と一緒に犬の散歩【後編】

まだ朝というのにすでに日差しが暑い。


こういう天気の良い日はこの麦わら帽子を装備しておけば大丈夫。

頭部と首の後ろの日焼けを防いでくれるのだ。

f:id:ChokoValley:20160819131403j:plain


舗装された道を歩いて行く。


その道に手の平を当ててみると熱くはない。よく言う人肌くらいの温度だろうか?


夜の間に放射しきれなかった地表の熱は陽の光に照りつけられて再び熱せられていく。


炎天下のアスファルトは裸足の肉球が火傷する位に高温になるのでこの季節の散歩は朝か夕方に限られてしまう。


人間によって作られた便利なその道は交通網としては成功したと言えそうだが、社会全体の中には背反する問題が含まれている。


それは表と裏。


目に見えないものや気付きにくい裏の要素(リスク)から大人は目をそらさないようにしないといけない。





その道の上を、「上の子」が駆け出した!


下の娘も後を追い掛けて走り出す。


子供はいつでも軽快だ。俺なんかはもう足が重たくて膝が上がらない。


コーギーも子供達の後を追い掛けようとするが俺が走ろうとしない為、ぜぇ〜ぜぇ〜言いながらリードを持つ俺ごと引っ張ろうとする。

地を這う様に姿勢を低くしてグイグイと、

すごい力で引っ張ってくる。


『ん?』

その先には子供達がいるのだがその子供達の様子がおかしい。今の今までふざけ合っていた2人が立ち止まって空を見上げている。


子供達は俺のいる場所から20メートル位先にいるのだが、


『何かいるのか?』


俺は歩きながら2人が見上げている方向に目を向けた。


『なんだ!!!っ』

俺は子供達の所に走った。


2人に追いついた俺がその先に見たものは、ただの作り物と思っていたそいつが俺達の行く手を阻むかのように立ち塞ぐ石像だった!





うごく石像が現れた!


デカイッ!

そいつは俺達が見上げるほどの高さだった。


石像と名がつくだけありこいつの体は石で出来ている。


今日はただの散歩だったため武器になるような物は持ってきていない。

あるとすれば、さっき家から持ってきたこの魚とり網があるくらいだ。

これで何が出来るか?

こっちの洗面器は盾代わりに使えるだろか?


俺達は攻めあぐみ立ち尽くしていた。


すると突然!

俺達の横を一瞬で抜き去る影があった!



コーギーだ!

俺達の中でも突出したすばやさを誇るコーギーが一瞬で間合いを詰める。


そうだっ!

このコーギーは俺達の中でも唯一、武器を装備しているじゃないか。



犬の爪!!

あまり強そうじゃない響きだが仕方がない。


図体はデカイが俊敏さに劣るうごく石像はそのスピードに遅れた。


コーギーは敵のふところへ潜り込むと同時に

右の前足を顔の高さまで上げていた。


手刀っ!!?


コーギーの爪が空を切る。

空振りッ⁉︎

 

コーギーはその右前脚が着地すると同時に今度は左後ろ脚を上げた。



その姿はまるでお相撲さんがシコを踏むときに片足を目一杯持ち上げた体勢に似ている。



f:id:ChokoValley:20160812221825j:plain

シッコだ!



散歩の為に昨日の夜からずっと我慢してとっておいたシッコを放出すつもりだ!



まだ出る。まだ出る。まだ出る。まだ出る!


f:id:ChokoValley:20160812221825j:plain

もう30秒以上経つがまだ止まらない。




さすがの動く石像もこれだけの量のシッコを一度にかけられてはたまったものではない。


ようやくシッコが止まった。


イヤッ!?

また出た!!

とどめのひと掛けだ。



うごく石像は動かなくなった。


f:id:ChokoValley:20160818151907j:plain

うごく石像をたおした。



体が軽くなったコーギーは走り出す。

リードが真っ直ぐに伸びきった瞬間、その勢いを殺されたコーギーの両足は宙に浮いた。


コーギーはそのまま一回転しそうになる体を横にひねらせ、前脚を軸にして宙に浮く後ろ半身をくるっと回転させながら上手くスピードを制御した。


まだこの通りには車が走行してくるのでリードを離すことは出来ない。

このバカ犬はリードを離せばタッタカタッタカと突っ走る。

車が来ても避けようとしないし、人を見つければ走って近寄って行く。

その人から見れば犬が襲って来るとしか思えない状況だろう。

もちろんそんなことはしないのだが。


猫と違って犬はもう少し利口だと思っていたのに案外そうでもない。飼い主のせいか?

飼い主本人は利口な方だと思うのだが?・・


家を出てから散歩道の半分を歩いてきた。





ここからはエリアが変わる。


田んぼが少なくなり畑やビニールハウス、住宅が点在するエリアだ。


道路沿いに続く緑色の壁が、日の光を遮って日陰の道を作っていた。その日陰を今歩いている。


田舎の豪邸は広い庭周りに生け垣を設けて道路と敷地の境界代わりにしている所が多い。

ここは高さ2メートル程度の常緑樹で囲われており目隠しとしても十分な高さだが、キレイに手入れされて整然と続く緑の壁は壮観に見えて且つ涼しげだ。


その壁の向こう側に生えている木々にはたくさんのセミが鳴いていた。


それが一匹の鳴き声ならば夏らしいメロディーと言えなくもないが、それが複数となると騒音に近い雑音となり好んで耳を傾けようとは思わない。

その騒音は一日中響き渡っているが、一定の連続音である為にいつの間にか耳が慣れて気にならなくなる。


そして、


いつの間にかその雑音は聞こえなくなる。





だいぶ歩いてきた。

家を出てから25分位が経過している。


家を起点として大きな四角形を描く散歩ルートの4つ目の角についた。

この道を左に曲がってまっすぐに進めば家への最短ルートになる。

ここを直進する行き方もあるのだが、そうすると今まで歩いた距離のさらに倍近い距離を歩くことになるので進みたくはない。


なるべくなら通りたくないその最短ルートだが・・・。

それは絶対ではなかった。


今までも何ごともなく通過したことは幾度もある。

今日は子供達も一緒だしこの暑さなのでこれ以上の距離を伸ばす直進は止めて曲がることに決めた。


この道は右側に住宅があり左手には畑が続いている。

畑に設置されたビニールハウスの中を歩きながら覗いて見ると、トマト(小)の実がたくさんなっていた。ビニールハウスの外にはレタス?らしき野菜も出来ている。

ここに来ればトマトとレタスを手に入れることが出来るだろう。


この道沿いにも側溝がある。

人の陰に気づいたドジョウが砂煙りを起こしながらシュンシュンと動き、隠れ場所を探して泳ぎまわっていた。




だいぶ近くなってきた。


もうすぐ・・


あの角に着く。

Tの字の交差点の角。


そのTの字を右に曲がると間もなく我が家に到着するのだが、そこはこの散歩の旅で最っも警戒が必要な場所だった。


なぜならば、その角地には恐ろしいモンスターが住み着いているのだ!


そいつは全身を白い毛に覆われた獣でナワバリに近ずく全てを外敵とみなし襲い掛かかってくる。


大抵の人間はその恐ろしい形相を見ただけで逃げ出すだろう。

俺も同じだった。

今の俺ではヤツには到底かなわない。




白い稲妻。

俺はそう呼んでいる。

(センスね〜!)



そこを通過するときはなるべく音をたてないようにする。


つもりだった!


『ハックショイ!


『!!!?


一緒に散歩に来た上の子だった。

こんな時に、こんな所で、よりによってくしゃみとは!?

こらえきれなかった「くしゃみ」が響いた。

俺は子供達をかばう様に背後に引き寄せる。




『来た!』


低い唸り声の後、けたたましい咆哮を俺達に向かってあびせながら

真っすぐににこっちに向かって走って来る!


『ウゥーワワワワ〜〜ンッ!!』


そいつは庭の周りを囲う柵に体当りしそうな勢いで突進して来て、その柵のすき間から身を乗り出して吠えかかって来た!

眉間には深くシワが寄りギラつくその目の端が吊り上がっている。


まさに狂犬の形相だった!



f:id:ChokoValley:20160821180951p:plain

狂犬があらわれた。



前々から思っていたが何をそんなに怒っているのだろうか?

絶対怒ってる顔だ。

近ずいたら絶対噛まれそう。



俺は作戦を練った。

目には目を。

犬には犬を。

ここは犬同士で戦ってもらおう。



コーギーのコマンドは

『たたかう』『ぼうぎょ』『吠える』

『逃げる』の4つ。


『たたかう』を選択したコーギーは飛び掛かった。

ジャンプしながら後ろ足で立ち上がり、お互いが噛みつきそうなぐらいに顔が接近した。


『こいつもなかなか勇敢ではないか』

あの恐ろしい顔にひるむ事なく立ち向かっている。

コーギーは再び『たたかう』を選択。


その後も近ずいては遠ざかる攻撃をコーギーは繰り返していた。


消耗戦を仕掛けているのだろうか?

それとも何かを狙ってる!?

どちらにせよ頼もしいやつだ。


そう思ってこのコーギーの攻撃をよく見ていると、吠えながら狂犬に近付ける顔と狂犬の顔との距離は、毎回10センチ位の間隔が保たれていることに気がづいた。


狂犬がいる場所には柵がある為ヤツはこれ以上は出てこれない。

距離を保っているのはコーギーの方だった。


だんだんと分かってきた。


おりの中にいるライオンを人間が安心してからかうのと同じようにコーギーもからかっているだけではないのか?


確かめてみよう。


俺はここから離れることをコーギーに分からせる為に、歩きながらリードを引っ張った。


するとコーギーはすんなりとついて来る。

『やっぱりかい!』


本気モードの対戦中であれば、こうもあっさりとは引き下がらないはずだ。


取り留めのないこの状況に飽きた俺はこの狂犬地帯から離れて歩き始めた。


今まで勇敢に戦っていると思っていたコーギーが、狂犬を尻目にして歩くその余裕っぷりを見ていると、この狂犬を柵から放ちたい気分になる。

きっと慌てて逃げ出すのではないか?


f:id:ChokoValley:20160819130229j:plain


その白い狂犬は尚も吠え続けている。

もはや何事も無かったかのように歩くコーギーを俺はため息混じりに白い目で一瞥する。


遠くで吠え続ける声だけが俺達を追いかけてくるようだった。




もう目の前には我が家が見えていた。


今度はいつ、

子供達が散歩に着いて来てくれるだろう?


この散歩が上の子にとって有意義な気分転換の時間となっていれば良いが。



「家の門」のすぐ近くまで来ると、

子供達はまた駆け出した。


その「目に見える」目的地に向かって。


東京観光2日目 東京スカイツリーと浅草寺

昨日行ってきたディズニーシーはいい所だった。

ただ帰りは遅くなった。

でも大丈夫。


夜のショーを見てからそのまま帰宅ではあまりに過酷だし俺がかわいそうなので東京のホテルに一泊することにしていたのだ。



朝、俺たちはのんびりしていた。


東京と言ってもどこへ行けばいいかも決めきれず結局、無難?にスカイツリーに行くことにしていた。

昨日の疲れと本日の予定の少なさから、今日の朝はのんびりしていいのだ。


ホテルを予約した時に朝食を付けておいた。大人が一人2100円で子供はその半額。

合計6300円の朝食。

『高い!さすが東京か?』

でも満足できるバイキングだった。


10時30分

ホテルをチェックアウト。


スカイツリーへと直行した。

ここは銀座なのでナビの案内だと20分位で到着出来そうだった。


スカイツリーまでの道中では東京の景色を車の中から楽しみながら進み予定通り到着。


車を地下駐車場に止めてエスカレーターで展望台の入口がある3階へと上がって行った。


展望台のチケット売り場への案内表示に従って歩いていくと、そこにはすでにたくさんの人が列を作っていた。

その列の最後尾には係りの人が立っており『ここがチケットの最後尾で〜す。只今、90分待ちとなりま〜す』と叫んでいた。


なんてこった!

こんなに人が来るとは!?

やはり人気スポット。

油断した。


スカイツリー展望台への入場券は前売りを買うことが出来るのだが俺は買わなかった。

何故ならば前売りは当日券よりも高いのだ!

たしか大人料金で500円位高い。

2人合わせたら1000円!


でも前売りなら値段が高い代わりに無駄に列に並ぶことなく展望台へと行けるらしい。


俺は1000円を惜しんだ。

スカイツリーを軽視してはいたがまさか90分待ちとは恐れ入った。

昇るのやめようかともちょっと思ったが、この機を逃すともう来ないかもしれないので意を決して並ぶことにした。


エレベーターまでの列をくねくねと歩かされる。昨日ディズニーシーでたくさん並んだから並ぶことに嫌気を感じていたが、ここはグッと我慢。

子供達の経験のためならこれぐらいの苦行などはたやすい事。



ようやくエレベーター前まで来れた!

本当に90分掛かりやがった。

正確な渋滞予測だ。



30人位が乗れそうな大きなエレベーターだった。

ようやく乗ることが出来てひと安心。

そのエレベーターの中には白い手袋を付け、ベレー帽みたいな帽子をかぶってエレベーターの操作と館内を案内してくれる「エレベーターのお姉さん」はいなかった。

東京タワーには確かいたのに・・

今どきはもういなんだ。(残念)

それもそのはず。

あっちゅう間に展望台に着く。

扉が開くと、人だかりの隙間から見えた遠い地上の景色が目に飛び込んで来る。

近ずいて見下ろしてみると大迫力だった。

昨日のディズニーシーの火山の山も見えて感動!


ここは地上350メートルの展望台で別料金で450メートルの第2展望に上がる事が出来るそうな。


360°を見渡せる展望台だったが180°度を行く頃にはもう飽きた。

一応、一周見ておいてからエレベーターに乗り、降りて行くとお決まりのお土産売り場に着く。特に欲しい物も無く俺たちは外に出て浅草寺へと歩き出した。



『暑い!!』

浅草寺までは歩いて行ける距離ではあるが暑さが厳しかった為なるべく日陰を歩いた。


隅田川まではただの路地を歩くだけだったが、それが逆に家族で一緒に歩く散歩の時間となり楽しかった。


途中、途中で振り返って見えるスカイツリーも見応えがあった。



f:id:ChokoValley:20160816225835j:plain



隅田川に掛かる吾妻橋を渡った所は特に良い写真スポットだったと思う。


f:id:ChokoValley:20160816230612j:plain


この橋を渡ればもう直ぐ浅草寺。


14時。

有名な大きな提灯がある雷門に着いた。


f:id:ChokoValley:20160817142349j:plain


記念写真を一枚撮ってから風神雷神が構えるその門をくぐり仲見世が連なる参道へ入って行く。

さっそく名物の人形焼きの店だ。

2袋で500円と叩き売っている。

他には置き物、飾り物の店や、きびだんごやモナカなどの食べ物の店があったが特にほしいものもなかった。

そのまま本尊でお参り。

帰り際、子供達はおみくじを引く。

凶がでた。

なんという事か!?

せっかくここまで来て凶とは!?

思わずうろたえる俺の心境を悟られないように『もう一回引いてもいいんだよ』

と、軽〜い口調を作った。

2回目は末吉だった。

末木って凶の次にいいヤツだよな?

2回引いて出たこの結果にはガッカリだったが子供には今から上向くって事だよ。と言い聞かせて不安を払拭してあげた。


16時。

来た道を歩いて戻る。

スカイツリーの建物内で遅い昼御飯。

5000円以上使ったので駐車場の2時間無料券を入手。


17時30分。

ナビの自宅に帰るをセットして出発。


22時30分。

無事に自宅に到着。





















































(ドラクエ風)子供達と一緒に犬の散歩【前編】

今日はお休み。

土曜日の朝のこと。


いつもは会社から帰った俺が一人で散歩に連れて行くのだが今日は子供たちも一緒に行くと言い出した。


『珍しい。』


下の娘はその散歩によく着いてくるのだが上の子は滅多に来ない。

気分転換のつもりだろうか?


夏休みで毎日朝からゲームの繰り返しでは生活に飽きもするだろう。

子供ながらにも自分が自閉気味になっていることに気付き、そこから脱却したいと思う無意識的な気持ちから何かにすがりたいと手を伸ばす先に俺がいたのかもしれない。

散歩という俺の言葉に反応したのだ。


普段から俺は子供の言動には特に注力を注いでいる。なるべく真意をとらえようと神経を研ぎ澄まして観察するのだ。


何にしても俺にとっては単純に嬉しいこと。犬の散歩に一人で行くより子供達と一緒に過ごす散歩の時間の方がいいに決まっている。

それはコーギーも同じのようだ。

久しぶりに子供達がついてくるので上機嫌になっているのが分かる。


散歩は家の正面にある田んぼ群の周りをぐるっと一周して戻ってくるルート。

いつも同じルートなのでコーギーもそろそろ飽きないのだろうか。


家の門を出て右に曲がる。

進行方向もこの一方通行だ。たまにはいつもと逆方向に進むのも悪くはないが気が進まない。右利きの俺が左手でご飯を食べようとするようなもので充足感がない。きっと脳も混乱してなんだか気持ち悪くなるだろう。脳にはいいかもしれないが。


家を出て少し歩くと信号のない交差点に着く。ここを左折した道に入れば車の通りがぐっと少なくなるし視界も良いので安心して

歩ける。


f:id:ChokoValley:20160816155436j:plain


子供達は田んぼを覗きながら歩いて行く。何か面白い生き物はいないかと探して歩いているのだ。

少し前ならオタマジャクシがいっぱい泳いでいたがもういなくなっている。代わりにカエルが田んぼの周りをピョンピョンと跳ねていた。


カエルは俺達を見つけると逃げていく。小さなカエルでレベルの低い奴ばかりだ。

 

田んぼの隅では用水路から引いた水がホースの先からジョボジョボと溢れ出ていて田んぼに水を補充している。

充分な量の水が田んぼに張られると今度はその余分な水が田んぼ脇に掘られた溝に流れ出てその先の側溝へと流れてゆく。


人の手で作られたその溝にはカニがいっぱい住み着いていた。

昼間は土の中の住居へと続く入口の穴から半身を出し日光浴に浸っている。

このカニは夜になると巣を離れて歩きまわる習性があり特に雨の日には遠出をするようで、時には家の玄関前まで出没してくることもある。

普段は人が近づくとすぐに巣の穴へと身を隠すような弱い生物のため、滅多には人を襲うことはないのだが今日は違っていた。


俺達が溝にいるカニ達を観察していたそのスキに、別のカニがいつの間にか俺達の背後に音も無く近づいていたのだ!


振り返った先にはカニが集団となって俺達のすぐ近くに迫っていた!




f:id:ChokoValley:20160816153338j:plain

ぐんたいガニが現れた。



こいつらは名前の通り群れで行動しているため必ず2匹以上で現れる。

ギザギザとした大きなハサミは一度獲物を捕らえたら離さない。

動きは鈍そうだがその攻撃力はあなどれない。


俺は近くに落ちていた棒でぐんたいガニBを攻撃する。


ぐんたいガニBは俺の攻撃をひらりとかわした。


ぐんたいカニBのこうげき!


カニBは俺が突ついた棒の先を両手のハサミで捕らえた。


棒を揺すってみたが離そうとしない。


俺のこうげき!

俺は棒の先端を挟んで離さないそいつを引き離す為、棒をビューンと横に振り払った。

かなりの遠心力が伝わったはずだ。


振り払った棒の先を見ると、

そいつはまだしがみついていた!


こりゃ離さんな。

そう思った俺は木の棒ごとポイッと放り投げてやった。


ぐんたいカニBは田んぼの中へと飛んでった。

ぐんたいガニBをたおした。



ぐんたいガニDのこうげき!

6本ある足を素早く動かし横向きに走り出す。


早いっ!


『シャカシャカ』と6本ある足を起用に動かしてこっちに向かって来た!


うぉー!気持ち悪いッ

俺は立ち上がると同時にそのカニを蹴飛ばした!

カニDは道路わきの草むらへと入っていった。


大丈夫だったろうか?

思わず蹴飛ばしてしまったが。


草むらの中に飛んでったカニDはもうどっかに行って見えない。


ぐんたいガニDを倒した。


残るはぐんたいガニAとCだ。


ぐんたいガニA、Cのこうげき!

A、Cは互いに反対方向に走り出した!

『両側面から同時攻撃を仕掛けるつもりか?』


唐突に2手に分かれた敵に俺達は一瞬戸惑い反応が遅れた!


左に行ったヤツが一足早く俺達の側面に回り込んだ!

『やはりこの2匹で両側から攻撃する気だ!』

敵ながら見事な戦術。

俺達は文字通りハサミ内の状態となった。


ヤバイッ!

そっちはダメだっ!


俺達から少し離れた草むらで、草と戯れていたコーギーが気づいてしまった!

このコーギーは動くものを見ると何でも飛び掛かる習性がある。

俊敏だった!

俺がコーギーを足で蹴飛ばして止めようとするより早くコーギーは獲物を捕らえた。


すぐには飲み込まないので口からカニAを離した瞬間にリードを引き寄せてコーギーをカニAから離す。

どうやら無事のようだった。

噛まれてはいない。

だがカニAは完全に戦意を喪失していた。


残るはカニCだ。

俺達はカニAに気をとられていたのですっかりカニCのことを忘れていた。

そいつは俺達の右側に回り込んでいたはずだ。

だが周りを見回してもカニAの姿はない。

何処に隠れて襲ってくるつもりか?

俺達はもう一度辺りを見回した。


『いたよっ!』

娘が見つけた。

カニAは道路脇に流れている側溝の水の中を歩いていた。


どうやらカ二Aは逃げ出していたのだ。


2手に分かれてハサミ内を仕掛けたと思わせて実はそのまま道路右側の側溝へと逃げ込んでいた。


不憫なのはカニCだろう。

仲間が裏切っていたとは知らずに1匹で奮闘していたのだ。

もしカニAの裏切りが無く同時に両側面から攻撃されていたとしたら俺達は無キズではいられなかったかもしれない。


ぐんたいガニを倒した俺達が散歩を続けようと歩き出したとき上の子が何かを発見した。


この戦闘中には気づかなかったが俺達の戦闘の一部始終を少し離れた場所で茂みに身を潜めてずっと見ていたものがいた。


そのものは戦闘で傷付いて弱った獲物を捕らえようと狙っていたのだ。

ハイエナのようにずる賢いが臆病なそいつは俺が近付くと身構えはするが襲ってこない。

自分よりも弱い獲物だけを狙って捕食して生きている小動物系のモンスターだった。


こっちを警戒したまま動かない。

f:id:ChokoValley:20160814153016p:plain


俺達はそれ以上この小動物モンスターを刺激するのはやめてその場を立ち去ることにした。

弱肉強食。

これも自然の摂理なのだろう。


ぐんたいガニAが逃げた側溝をたどって歩いて行くとコンクリート製の側溝へと合流していた。

そこには2方向からの水の流れがぶつかり合ったことで底の砂が搔き上げられて作られた淀みが出来ていた。

その淀みにメダカ?らしき魚がいっぱい泳いでいる。

その淀みは周囲を盛り上がった砂に囲まれたことで水流の影響を受けず、魚達にはリラックスできる場所になっているのだろう。

たくさん集まっている。

それを見た娘が獲りたいといった。

娘のお父さんは家に走り、

網を持って戻ってきた。

網を渡すと娘は不器用に網を操作してその魚をすくおうとする。

以外にも娘でも簡単にその天然のメダカ?を捕らえることができた。


けっこう簡単にとれた。

(小っちゃいけど)

 f:id:ChokoValley:20160816153852p:plain


俺は満足した子供達にメダカを逃がすよう即した。

子供達はせっかく捕まえたメダカを惜しんだが『自然に返してあげよう。』と言うと了解したが今度はどっちが逃すかでケンカを始めた。

世話の焼ける事だ。



まだまだ長くなるので後編に続く。








































































2016年の夏に行くディズニーシーはこんな感じ

金曜日。

会社から帰宅し、犬を両親の家に預けてから家の近くのトンカツ屋で晩御飯。いろいろ時間がかかり出発は22時を過ぎた。


東京までは4時間ちょっと。

金曜の夜の高速はトラックが多かった。

視界をふさぐトラックの後ろはキライなので追い抜くが、次のトラックが前を走っていて目障りなのでまた抜く。

この繰り返しが眠気を遠ざけた。



ディズニーシーには2時30分に着いた。

さすがに眠たい。

まだ駐車場には入らせてくれない。

早く到着した車から入り口の前に順に停車して行く。その列の後ろに並んだ。ここで入口が開くのを待つしかない。

3時半になったら開けると係りの人が言ってきた。

そんな中途半端に起きれるかい!』

今までずっと助手席で寝てた嫁にその時の移動は任せることにして俺は寝ることにした。



嫁の携帯の目覚ましで起きる。

もう朝か?

同時に目を覚ました嫁に今何時と聞くと、

5時半。

早くねーッ!?

気合いの入れ方が違う嫁には参る。

あと1時間は寝れたじゃん。

どうせ子供達が起きないことには支度は済ませられないのに。

俺は睡眠を惜しみつつも仕方なく起きることにした。


入園ゲートには7時20分に着いた。

まだ入る前から行列に並び待たされる。

8時前になると列が動き出した。

あまり意味のない持ち物検査後、入園。

最初に向かう先はトイストーリーのファストパスだ。

下調べによるとこれが一番人気で開園1時間でファストパスがなくなる。

17時30分をゲット出来た。

俺たちの後ろにはまだ長い列が続いていたが、並んで時間を費やしたうえにチケットを入手できない最悪のパターンになりそうだ。

係りの人も無駄だと教えてあげればいいのに。

不親切ではないだろうか?


f:id:ChokoValley:20160809232745j:plain


その後、俺達は早足でインディージョーンズに向かった。


ディズニーシーには初めて来たがなかなか景観にも見応えがあった。

火山の山に、でっかい船の停泊、入江を模した様な船場や洋風な建物群。

どっかの外国にでも来た様な気分でとても良い雰囲気だ。俺こういうとこ好きだ。

この火山のデカイ山はシンデレラ城に相当するのだろう。

見慣れたディズニーランドにしなくてよかった。

残念なのはせっかくのいい気分もたまに見える飛行機のせいで現実に戻されてしまうことだ。羽田空港が近いのでしょっちゅう飛んでる。


もう一つ残念なのは人気アトラクションはスピード系が多い。

完全なジェットコースターではないが、急勾配を滑り降りる系やフリーフォールの落ちるスリルを特徴としたアトラクションが目立った。

ここは元々そういうコンセプトに設計されたのだろう。

スリルでストレス発散できそうで気にはなるのだがそういうのが苦手な俺はできれば乗りたくない。

もうちょっとソフトにスリリングなヤツが良かった。


12時。

レストランに入る。

パスタとピザにゼリーとドリンク付きのセットメニューを食べた。

パスタもピザも予想通りの味。

暑かったので爽やかなゼリーは期待していたがまずかった。どうやったらこんな味になるんだろか

でもこの店は2階建てで座席数も多い為か席は待たずに座れた。


夕方15時。

急速に眠気がきた。

さすがに眠たい。

マーメイドのショーに並んでいたので中に入ったら寝ることに決めた。

ショーが見れないのは残念だが子供達が見てくれれば良かったので俺はショーの会場のイスに座ると1分で眠りについた。

20分くらいのショーだったので丁度いい仮眠がとれた。


16時。

オヤツを食べにお店に入った。

デザートは冴えなかったがアイスコーヒーがリラックスさせてくれた。

どちらも味は普通。

ここも席はいっぱい空いてた。


アトラクションの待ち時間はトイストーリーの140分待ちを最長にインディージョーンズが80分前後に推移。それ以外は60分を切るものが多かった。


そろそろファストパスの時間なので移動。

15分前にトイストーリーに着いた。

5分前になって入ろとしたがまだ早いと止められた。厳格なことだ。


トイストーリーはシューティングゲームだった。

子供と2人で得点を競いながら楽しんだ。最終的に俺の方が得点が高かった。面白かったので思わず本気でやってしまったのだ。

おとな気なかった。

子供が勝って喜んでくれた方が良かったと反省。

その後、電車に乗って移動。

只今ずぶ濡れバージョン中』と表示されたアトラクションに並ぶ。

ビチョビチョになった。

ここで気づいたのだが、ディズニーシーで濡れるアトラクションはこれぐらいだった。もっとびしょ濡れになるアトラクションばかりがあると思っていたが意外だった。

これなら夏意外の季節に来ても全然良いだろう。

秋なんかはいいかもしれない。

ここの景観が哀愁を誘ってくれそうだ。


夜8時30分

海上のショーが始まった。

すでに人だかりで俺達は後ろの方から見ていると係りの人が教えてくれた。

キッズ専用のスペースがあるからどうぞ。

それはいい!

俺は子供達を連れていった。


なかなかいいショーだった。

その後は、お決まりのお土産コーナー。

すごい人だった。

この時間帯にお土産探しは効率が非常に悪い。


そして帰宅。

じゃなくてホテルへ向かう。

帰りの駐車場はもっと混むかと思っていたが以外にも流れが良くすぐに環状線へと出れた。

朝早くに着いたので出口から近いところに車を止めることができたのかもしれない。車を止めた場所は立体駐車場の1階だった。


銀座のホテルまでの移動では子供達にまだ寝るな!もうすぐ見えるから。と言い聞かせ、東京の夜景を見せることが出来た。

子供達は『うわ〜っ^_^』という感じで喜んでくれた。


明日は東京観光。

やっぱり旅行はいい。


















製造業のサラリーマンに欠落した意識

正確には大企業の製造業に勤めているサラリーマン達のことだ。


俺はそのサラリーマンなのだが、最近つくづく思うことがある。

それは年々増していく思いだ。

今、俺が勤めている会社は教育による人材育成に力を入れている。だからやたらと研修も多い。何人もの教育受講者を集めては1日中教育してる。実は今日もその研修に行ってきた。

その研修の受講者数は約30人だから掛かった費用を計算すると、2000円x8時間x30人で48万円。それプラス外部講師に支払う講師代金。これはいくらなのか不明だが30万円とすれば、合計で78万円。その研修が2日間だから計約150万円を会社は従業員のために使ったことになる。そんな研修をしょっちゅうやっている。

会社側は、それは必要経費だと考えている。会社が永続して存続し続けるためには必要な出費だと信じて投資しているのだ。

果たして投資を受けた当事者達はその信頼に答えてくれるのか?それが一番の問題だ。


効率的に、且つ効果的に業務が行える知識を教えはしたがそれは活かされなければ元の黙阿弥だ。

会社にしてみればそれを最大限の効果で活かしたいはずなのだが受講者達の反応は渋い。

それもそのはずだ。

一番肝心なところを教えていないからだ。


いくら知識を身につけさせたところで当事者達にその気が無ければ狙った効果は得られない。


感覚的には感じるが確かに人は変わってきたと実感出来る。それはこの教育の賜物であると思うが、まだまだ意思の疎通が出来ていない。会社側の目指している思いと従業員達の意識に乖離がある。その溝は埋まりつつあるのかもしれないがスピードが足りない。ゆっくりと上向いているに留まっている。これでは遅れをとるばかりだ。競合他社はもっと先を進んでいてもう追いつけない位に見えなくなっているかもしれない。


仕事の知識ややり方を教え込むのも必要だがそれよりも大事で効果的な「働くことへの意欲」を鼓舞出来ていないことはこの教育活動における最大の落ち度だ!

それは思想的で哲学的な考え方を教えることになるのかもしれないがとても大事なことだ。


どこの会社にも、役に立たないとレッテルを貼られた人がいると思う。

俺の周りにもいる。その人は俺より年上で同期入社だ。

学歴も俺より上。

でも今の職位は俺より低い。

どうしてこうなってしまったのか?それは簡単なことだ。


俺の職場では寛容にもその役に立たない人を仕事に就かせている。零細企業であればとっくにクビになっていただろうけど幸いにも大企業であるこの会社にクビという二文字は無い。

この言葉の前には「今のところは」を付け加えるべきだろう。


月給制の給与体系は、サラリーマン達から勤労意欲と働く事の意義を失わせてしまった。

そのおごれたサラリーマン達はぬるま湯に浸りきり努力も怠り会社に貢献するどころか逆に重荷となって恩を仇で返している。


大手の電化製品メーカーでさえ工場閉鎖に追い込まれ、リストラによるクビきりが行われてきたこの現代に俺の勤める会社が例外であるはずはない。

その時に不本意に名前が上がらないようにするために、その時が来ないようにする為に、そのサラリーマン達は考え方を改め行動に移さなければ火の粉はその身に降りかかるだろう。

そういう危機感も欠落している。そんな人達にいくら教育したところで期待できないのではないかと俺は思う。


戦後の復興に尽力した人達と軟弱なサラリーマンどもでは労働力としても労働者としても人の質に差があり過ぎだ。そこに早く手を打たなければ手遅れになる。


もはや自分の身は自分で守るしかない世の中が到来しつつあるのかもしれない。